2ntブログ
エロゲ レビュー ブログ
【放課後恋愛クラブ】
放課後恋愛クラブ

houkago.jpg

メーカーLIBIDO
シナリオ■■■■ 4
グラフィック■■■■■■□ 6.5
キャラクター■■■■□ 4.5
音楽■■■ 3
タイトル負け■■ 2
総合【E】 43点

キャラグラ一本勝負

放課後恋愛クラブだなんて、なんてすばらしい響き。しかもかわいい子ばかりというのもなんというエロゲ的展開。こんなクラブあるんだったら、是非一度入ってみたい・・・でも実際あったとして入ったら友人からの嫉妬と失笑の国賊扱いは必至

【シナリオ】
お気に入りの女の子を、まずは活動の場であるファミレスでツーショットに誘い、盛り上がれば放課後デートや休日デートで好感度を上げていく、とまぁ非常にチャラい感じです。

シナリオ的に良かったのは、悪友から恋愛へのステップアップがテーマとなっている和美シナリオ。彼女は主人公たちの仲間であり主催側の人間なので、「興味は無いけどその場にはいるようにしている」的なスタンスを最初持っているのですが、主人公と恋愛クラブを通して改めて接しているうちに主人公への想いに気づいて自分でとまどいを感じていく過程はとても微笑ましいです。

それからメインヒロインの早苗シナリオも超王道で○。彼女は主人公のことが密かに気になっていたのでクラブへの参加を決めたのですが、果敢にアタックをかける後輩っ子の前に引き気味のスタンスをとってしまいます。成績優秀でおしとやかなお嬢さんというヒロインの王道を地でいく彼女ですが、自分が「普通の恋する子」であることを求めようとしてきます。このへんもこの手の王道ヒロインの典型ではありますが、まぁいいものはいいですよね。

しかしこの作品、ライトに感じるようでなかなか難しく、ネット上に転がっている攻略チャートを見なければ大変。たるい会話が多いというのにメッセージスキップがきかないという劣悪環境なのでけっこうイライラしながらプレイすることになります。対象の数が多いためか、全体的にひとりひとりの内容は非常に薄く、「あれ、さくっとHシーンに来ちゃったなぁ」と感じること多々あり。シナリオテキストと呼べるようなものが無く、会話だけで話が進んでいくというのも印象を薄くさせる一端かもしれません。



【グラフィック】
淡くておとなしい絵柄でかわいいです。このゲーム一番の魅力はキャラグラでしょう。このゲームが発売された当時はまだ96年、他のエロゲと比べて本作品のグラフィックは異質なまでに綺麗で目立っていました。まぁもちろん他にも綺麗なゲームなどたくさんあったのでしょうが、原画のふんわりした感じと相まって絵柄の印象的なソフトだったんですね。

とはいえシナリオやシステムはお世辞にも良いといえないですし、ヒロイン数の多さからか一枚絵の数もとても少ないので、逆にいえば、このグラフィック面を評価できない人にとっては、本作がカス作品となってしまうのはほぼ間違いないでしょ。



【キャラ】
主人公は何の変哲もない、ホントそこらへんにいそうな男の子って感じです。特筆すべきこともなし…でもモテる。

ヒロインは、幼女~お姉さん、めがね文学系~芸能人まで12人いろんなタイプがいるので何かしら引っかかる方がいるのではないでしょうか。個人的にはメインヒロイン早苗の親友で、一歩引いて主人公に接している新体操ガール椎那が好きでした。彼女は実は主人公のことが好きな早苗の付き添い役として参加しているので、クラブの趣旨自体にはたいして興味を持っていません。だからこそ主人公に惹かれだした時、彼女の中で早苗への罪悪感という葛藤が生じることで魅力がグッと増します。と、思い出してみると彼女は青髪ポニーテール・・・ショコラ翠と一緒じゃないですか!。。。そういう属性持ってんのかなぁ。

しかし、こんな超恥ずかしいサークルを立ち上げ、さらに学園の人気マドンナたちを次々と引き入れた友人の威明君こそがこのゲーム最高の立役者であることは間違いないですね。かわいそうなことに彼は全然もてませんが。しかも女の子会員は学園のアイドルを12人も揃えておきながら、男会員は自分と仲間含めたったの3人。どこの超高級会員制クラブですか。これは他の学園生に刺されるよ。



【音楽】
記憶にないなぁ。。。これといって特筆することはありません。

以上、放課後恋愛クラブでした。


関連レビュー: 放課後マニア倶楽部

テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック