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【恋姫】
恋姫

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メーカーelf
シナリオ■■■■■■ 6
グラフィック■■■■■■■■ 8
キャラクター■■■■■■ 6
音楽■■■■■ 5
■■■■■■■■■■ 10
総合【C】 62点

18禁にほんむかしばなし

95年にエルフの姉妹ブランドであるシルキーズから発売され、00年に再度エルフからWIN版がリメイク発売されました。僕がプレイしたのは後者です。刷新するにあたり、縦読みを横読みになどのUIの変更、オール原画書き直し、システムの改善など諸々行われたみたいですね。旧作を未プレイなので比較できないところが申し訳なく思うところですが……。

【シナリオ】
主人公の佐々木小十郎は夏休みを利用して、十数年ぶりに自身の田舎を訪れます。変わらぬ祖母と村の風景、時間の流れ方に身をまかせる小十郎ですが、ある日4人の美少女と出会います。一様に小十郎のことを幼馴染だと告げる彼女たちですが、当の小十郎は彼女たちのことが記憶にありません。彼女たちとの生活の中で、やがて村や住民にまつわる秘密が明らかにされていき……。

エルフ創世記の作品ですので、この田舎の雰囲気も手伝って、思い入れの深いユーザーさんも多そうな気がします。シナリオもなにげに「うたわれるもの」のシナリオライターである菅宗光さんが担当しています。菅宗光さんはエルフ発「BEYOND」のシナリオも担当していますが、この三作には共通の設定観を用いていますね。

テンポも良くそれほどだれることもないのですが、全体的にかなり短いことと、さほどシナリオに起伏があるわけでもないのでほとんど印象に残っていません。また、この手の18禁ゲームは、一人のヒロインに一人のGOOD ENDがあてがわれ、浮気をしたらBAD END直行、もしくは浮気ができないようなシステムというのが基本ですが、本作はヒロイン全員に良い顔をして全員とのエロシーンを経てTRUEルートに到達するという,今ではちょいと珍しいルート構成になっています。一応ひとりひとりのENDはあるのですが、それですと物語の裏にあるここが妖怪の村だということ、長老たちに4人の少女に関する記憶を消されていたこと、長老たちはどの娘が主人公と結ばれるかを懸念していたなどのカラクリが不鮮明なままですね。TRUEルートに入るまでは、妖怪という背景があるような雰囲気はあまり出していないため、TRUEルートに入ってからの伏線の明かし方は、けっこう面白かったように思えます。

【グラフィック】
原画は渡辺真由美さん、下級生アニメ版の作画担当の方ですね。バランスも表情もうまいものです。背景、塗りなどはエルフですので安心感が漂っていますね。


【キャラクター】
ヒロインたちは全員主人公のことが大大大好きで、正直そこに違和感があります。特に過去のいきさつなども描かれないですし、またかっこよく男らしい主人公であるといったわけでも全然ありませんので、お姉さんキャラ~ロリっ子キャラまで総じて彼のことがデフォルトで大好きだという部分にシナリオの軽薄さというか適当さというか、んー、まぁ古い作品で移植の際もシナリオなどはそのまま移植したっぽいので、多くを望むは酷というものですかね笑

4ヒロインは、暴力系、ロリ系、お姉さん系、病弱系と定番の型にはまる女の子を揃えた様相。暴力系の朱雀が一番好きでした。


以上恋姫でした。音楽部分は何も記憶にないので割愛。シナリオも光っているわけではないんで、今やるべきゲームというわけではないでしょうが、当時としてはなかなかに愛されていたように思えますし、うたわれるものファンとしてはプレイしてもいいかもしれませんね。



テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム

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