同窓会
痛い思い出(私の)
elfから発売された同級生/下級生という傑作をプレイした後、この「同窓会」を店頭で発見した当時の僕は、圧倒的未成年のくせにいけないコーナーにいる羞恥心からメーカーをあまりよく確認せず、「エルフは漢字三文字『○○○』というタイトルを出す学園モノ恋愛ゲームメーカーなんだなぁ」と勘違いし、この作品をプレイすることとなりました。
【シナリオ】
いまは大学生となっている主人公たちが、中学時代のテニス部の同窓会で久しぶりの再会を果たします。当時の思いと現在も続く思いが錯綜し、それぞれの恋物語が幕を開けます…という設定は実に気持ちの良いものですね。
主人公自身も、当時思いを寄せながらも伝えることの出来なかった小早川瑞穂に思いを改めて告げる気持ちでいます。ただ、親友もその瑞穂に思いを告げる気まんまんです。主人公のことを思っているかつての同級生や、後輩などもいます。舞台となる星降里高原で出会う子たちもいます。そして主人公はなぜかもてます。というか、大学生になって久しぶりに会うというに、なお皆が中学の同級生への思いを保っているってありえなくないすか?
雰囲気とグラフィックがなかなかいいので期待してしまうのですが、シナリオが実に薄いんですね。高原内のどこかでヒロインたちと出会い、会話を重ねて個別のイベントに入っていくという流れなんですが、なんとも…それこそ数年ぶりに会った面々が数日という限られた時間の中でHまでいくほど親密になれんのかというのがそもそもおかしいですし、まぁそれは仕様なんでそこまで気にしちゃいないんですが、であればシナリオに必然というかインパクトある展開を望みたかった。シナリオ力の不足が、意味ある展開への説得力に全く貢献していません。
さらにいうと、そんなわけですから、サブキャラと非攻略のヒロインが唐突にくっつくのも納得いかない。まったく過程が見えていないですから余計に感じますねー。この数日間でかよ!と。
【グラフィック】
原画は同窓会シリーズで知名度を上げ、センチメンタルグラフィティでも有名な水谷とおるさん。確かにパッケージ原画に惹かれてプレイを決めた部分もありますので魅力的な絵ではありました。が、数も少なく、シナリオがイマイチでしたのでいかしきれてなかったかなぁというのが実情でしたね。
あと、同級生シリーズを意識した、徘徊型システムがまったくうまく出来ていなかった。低確率の運まかせという厳しいものでした。
【キャラクター】
特にコレ!ってキャラがいないんですよねー。あれだけたくさんいるのに。まぁ、主人公が思いを寄せる瑞穂と、今も主人公の世話をあれこれ焼いてくれる鮎が印象に残っていますかね。パッケージにもなっている二人です。
【音楽】
音楽も同様で、今の感覚ですと求めてしまうレベルが高いですからね。よっぽど印象に残っている音楽がある!とかならそれは時代を越えて普遍だったんでしょうけど、ないですねー。
てなわけで同窓会でした。
あまりにもなつかしすぎて、レビューになりません笑
まぁただ、一番最初に経験した地雷ソフトだったということはよく覚えています。
メーカー | FAIRYTALE |
シナリオ | ■■■■ 4 |
グラフィック | ■■■■■■■ 7 |
キャラクター | ■■■■□ 4.5 |
音楽 | ■■■■ 4 |
同窓会という名の合コン | ■■■■■■■■ 8 |
総合 | 【E】 47点 |
痛い思い出(私の)
elfから発売された同級生/下級生という傑作をプレイした後、この「同窓会」を店頭で発見した当時の僕は、圧倒的未成年のくせにいけないコーナーにいる羞恥心からメーカーをあまりよく確認せず、「エルフは漢字三文字『○○○』というタイトルを出す学園モノ恋愛ゲームメーカーなんだなぁ」と勘違いし、この作品をプレイすることとなりました。
【シナリオ】
いまは大学生となっている主人公たちが、中学時代のテニス部の同窓会で久しぶりの再会を果たします。当時の思いと現在も続く思いが錯綜し、それぞれの恋物語が幕を開けます…という設定は実に気持ちの良いものですね。
主人公自身も、当時思いを寄せながらも伝えることの出来なかった小早川瑞穂に思いを改めて告げる気持ちでいます。ただ、親友もその瑞穂に思いを告げる気まんまんです。主人公のことを思っているかつての同級生や、後輩などもいます。舞台となる星降里高原で出会う子たちもいます。そして主人公はなぜかもてます。というか、大学生になって久しぶりに会うというに、なお皆が中学の同級生への思いを保っているってありえなくないすか?
雰囲気とグラフィックがなかなかいいので期待してしまうのですが、シナリオが実に薄いんですね。高原内のどこかでヒロインたちと出会い、会話を重ねて個別のイベントに入っていくという流れなんですが、なんとも…それこそ数年ぶりに会った面々が数日という限られた時間の中でHまでいくほど親密になれんのかというのがそもそもおかしいですし、まぁそれは仕様なんでそこまで気にしちゃいないんですが、であればシナリオに必然というかインパクトある展開を望みたかった。シナリオ力の不足が、意味ある展開への説得力に全く貢献していません。
さらにいうと、そんなわけですから、サブキャラと非攻略のヒロインが唐突にくっつくのも納得いかない。まったく過程が見えていないですから余計に感じますねー。この数日間でかよ!と。
【グラフィック】
原画は同窓会シリーズで知名度を上げ、センチメンタルグラフィティでも有名な水谷とおるさん。確かにパッケージ原画に惹かれてプレイを決めた部分もありますので魅力的な絵ではありました。が、数も少なく、シナリオがイマイチでしたのでいかしきれてなかったかなぁというのが実情でしたね。
あと、同級生シリーズを意識した、徘徊型システムがまったくうまく出来ていなかった。低確率の運まかせという厳しいものでした。
【キャラクター】
特にコレ!ってキャラがいないんですよねー。あれだけたくさんいるのに。まぁ、主人公が思いを寄せる瑞穂と、今も主人公の世話をあれこれ焼いてくれる鮎が印象に残っていますかね。パッケージにもなっている二人です。
【音楽】
音楽も同様で、今の感覚ですと求めてしまうレベルが高いですからね。よっぽど印象に残っている音楽がある!とかならそれは時代を越えて普遍だったんでしょうけど、ないですねー。
てなわけで同窓会でした。
あまりにもなつかしすぎて、レビューになりません笑
まぁただ、一番最初に経験した地雷ソフトだったということはよく覚えています。
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